不良債権について知り成長しましょう。
不良債権(ふりょうさいけん)とは、銀行など金融機関の貸付(融資)先企業の経営悪化や倒産などの理由から、回収困難になる可能性が高い貸付金(金融機関から見た債権)をいう。
銀行においては、不良債権が大きくなると、債権資産が劣化するため、元本保証をしている預金債務の制約から自己資本が減少することになる。BIS(Bank for International Settlements:国際決済銀行)によるBIS規制で、国際金融に携わる銀行は自己資本比率(総資産に対する)の最低限が8%と定められている。なお、BISは業務を国内に限る金融機関について特に定めていないが、日本では国内法で4%の自己資本比率を維持することが求められている。このため、不良債権で自己資本が減少すると、貸出が抑制されることになる。これらの数値はあくまでも最低限であり、突発的なリスクへの対応から、この比率を上回る水準での経営が求められる。
不良債権が実際に貸し倒れた場合、銀行のバランスシートは大きく毀損することになる。 たとえば、80円の預金と20円の自己資金を元手(貸方100円)に、90円を貸し出し、10円を現金として置いておく(借方100円)とする。もし、貸出の1割(9円)が返済されなくなった場合、預金は元本保証されているため自己資金が11円になることになる。これは経営を大きく揺さぶることになる。
そのため、銀行は不良債権をバランスシートから少しずつ除外するように努める。具体的な手段としては、貸倒引当金を計上するなどの方法がある。これは、毎年の収益から一定額を引当金として計上し、不良債権を少しずつ「棒引き」にしていくというやり方である。こうすることで、実際に貸し倒れが発生しても、その年に突発的な赤字を計上せずに済むのである。つまり、将来棒引きになりそうな借金を毎年少しずつ棒引きするということである。
貸出額に対する引当金の割合は、以下の債権分類により分かれている。
不景気になると、貸出先の経営状態が悪くなり不良債権が増加するので、銀行の引当金は増え、利益を圧迫する要因となる。
逆に、好景気になると、貸出先の経営状態が良くなり不良債権が減少するので、銀行は引当金を取り崩し、利益とすることができる。【ウィキペディアWikipediaより引用】
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